アオイのF/GO日記

Fate/Grand Orderのプレイ日記

第四の聖杯 ロンドン 感想

 ネタバレを大いに含みますので未プレイの方はご注意ください。また、ゲームの内容に肯定的でない感想もございますので、そういったものに嫌悪感を抱かれる方は閲覧をお控えください。

 ロンドン、好きな都市でありメフィストアンデルセン、ジキルが登場すると聞いてプレイする前から非常に楽しみにしていました。古き良き大英帝国の街を舞台にした物語に期待するところは大きく、黒幕の正体やラストが楽しみで林檎を使いながらさくさくと進めていました。途中まではストーリーもキャラ描写も丁寧で、わくわくしながら読むことができました。途中までは。
 それだけに、最後の方はキャラも台詞も詰め込みすぎた感じがあり、勿体ない印象を受けました。セプテムの終盤の粗さにも似ていました。決められたサーヴァントをストーリーに絡ませなくてはいけないという制約下でシナリオを練るのは難しいとは分かっているのですが…。せっかくモードレッドが主役なのですから、暴走状態とは言えアルトリアも登場しましたし、そこで親子の心理描写をしてほしかったなと思います。(今後の彼のキャラクエで描く予定なのかもしれませんが)

 でも、良かったと感じた点はたくさんあります。個人的に好きなアンデルセンが活躍していて嬉しかったです。マシュと融合した英霊の正体についても明らかになってきて、この先の展開が楽しみでもあります。また、ロンドンで一番好きな台詞は、脇役ですがバベッジの「私の夢を叶えなかった世界であっても……隣人(あなた)たちの世界を終わらせよう、とは、思わない……」でした。自分の夢は叶わなかった、だからといって世界を滅ぼしていいわけがなかったのだ、という、ぜひ物語の終わりにラスボスに言ってほしい台詞だと思いました。

 それから、ロマンをマシュが励ますのも良いシーンでした。一介のスタッフ、今までの人生でスポットライトを浴びたことがなく内向的で自己評価の低かった人間が、窮地に立たされて仲間たちの命を救い、世界を救うための指揮を執るようになったというところ…本当にロマンは頑張っていると思います。私がカルデアのメンバーで一番好きなのはロマンです。そんな彼が、ストーリーの中でマシュに本心を告白されて、評価されて、本当に良かったです。これからも頑張って、ロマン。


 ロンドンを駆け抜けてのざっとした感想は以上です! 物語が核心に近付きつつあって続きが非常に楽しみです。お正月はメフィストとヴラドのキャラクエをやる予定でいます。スタッフの皆さまもごゆっくり過ごされますよう。それでは、よいお年をお迎えください!